初めまして、taichiと申します。
今回は薬剤師としてキャリアをスタートさせた私がどのようにNFT業界に出会い、そのようにキャリアを築いているのか、またそもそもNFTって?という方に向けて記事を書いてみようと思います。
自己紹介
改めましてtaichiと申します。(Twitter)
普段は薬剤師をしながら、法人のNFT新規事業開発に携わらせていただいております。
またその傍ら「web3フットサル部」(Discord)の立ち上げ運営、NFTプロジェクト「HeartFriends」(Twitter、OpenSea)を始め複数のNFTプロジェクトの立ち上げを行っております。
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※私がTwitterのプロフィール画像にしているNFTの『KawaiiGirlNFT』です。
NFTに出会う
私のキャリアは薬剤師としてスタート。
2年半ほど薬剤師業務や新卒採用担当業務等を行いました。
薬剤師の仕事はとても有意義です。
一人一人の患者さんと全力で向き合っているといつしか自分を指名してくださる患者様も増え、「誰かに価値を提供できることのありがたみ、やりがい」を日々感じながら従事しておりました。
そうこうしているうちに、「もっと多くの人に価値提供したい」と起業を選択肢に考え始め、まずは調剤薬局のマーケティング支援業務を中心に行う法人を設立して起業人生をスタートさせました。
そんな中、2022年1月、歩くと仮想通貨が稼げる「stepn」に出会いました。
きっかけはマナブさんのツイートでした。
当時はNFTについてほとんど理解していませんでしたが、元々スニーカー集めが好きだったこともあり、「デジタルの靴を買うと仮想通貨が稼げる」というコンセプトにどうしようもないワクワクを感じたのです。
2017年頃に仮想通貨を少し触っていたため(当時は大損しました笑)、その頃から塩漬けにしていた仮想通貨を元手に、このツイートを見たその日に当時10万円ほどの靴のNFTを2足購入しました。
負けて元々で始めたstepnでしたが、あれよあれよと価値が上昇し、当時は日給30〜40万円というのも当たり前でした。
今でこそ暴落してしまいましたが、何かとてつもない革命がこの世で始まっているとその時に確信しました。
そこからプロフィール画像に愛用しているKawaiiGirlNFTを始め、様々なNFTを購入してコミュニティに所属してみたりとNFTに触れ続けていたことで、いつしか自身のキャリアも自社の事業もNFT領域にシフトさせていきたいと強く思うようになりました。
とは言えNFTに関して経歴のない私にはできることが限られていましたので、「できることから」と目の前のことに取り組み続け、今は複数の事業立ち上げに関わらせていただいております。
お世辞抜きにNFTのことを考えている時間が何よりも幸せです。笑
NFTとは?
そもそもNFT(Non-Fungible Token)とは?というところを説明いたします。
Non-Fungibleとは、「代替不可能」という意味です。
例えば2人の1000円札は交換していい(代替可能)が、2人の運転免許証は交換できません(代替不可能)。
このように、絵が違っていたり、書き込まれている情報が違ったりすることで「入れ替えることができない※1トークン」がNFTと呼ばれ、※2ブロックチェーン上の技術の一つです。
これが今までネット上では担保できなかったアートの価値との相性が抜群にマッチし、アート業界でNFTが爆発的に広がったことがNFTを世に広めるきっかけとなりました。
※1トークン
⇨例として暗号通貨のように、ブロックチェーン上に書き込まれている、デジタル上で価値を持つ物といったイメージです。
※2ブロックチェーン
→個人が情報を管理し合うデジタル上の台帳のようなもので、これまで中央集権的にデータの管理が行われてきたことによるデータの改ざんや漏洩、インセンティブの独占といった弊害に対してのアンチテーゼとして開発されました。
中央集権的なデータ管理の仕方から脱却し、個人が価値を所有しようという考えは、まさにweb3の思想にもあたります。
上記の通りアートとしてのイメージが高いNFTですが、オンリーワンを保証できるという観点から、今後はチケットや資格情報などにも応用されることが期待されており、一部実用化されています。
例えばチケットであれば「誰から誰に渡ったのか」、「どれくらいの価格で取引がされたのか」といった情報が改ざん不可能な形かつ透明性の高い状態でブロックチェーン上に書き込まれるので、転売防止の観点から期待されています。
また終わったコンサートのチケットの価値が電子上で担保されるという点も興味深い点です。
現在はジャニーズがチケットをNFT化する取り組みを行っています(https://r25.jp/article/1090820329898357907)。
資格情報であれば、卒業証明書をNFT化して学歴を証明する方法としての取り組みがあるようです(https://japan.cnet.com/article/35185096/)。
薬剤師の業界では、将来的には薬剤師の認定資格や処方箋などの患者情報がNFT化されることも可能性として十分考えられますし、実際に大手のIT会社等でそのような開発が水面下で進められているようです。
PFP-NFTの魅力
先に説明したように今後様々な可能性が期待されるNFTですが、現時点ではPFP(Profile Pocture)としての使われ方がもっとも注目を受けています。
いわゆるSNSのアイコンに設定するものとして作られたNFTです。
主にTwitterでアイコンに設定している方が多いので、見たことがある方も多いと思います。
また、PFP-NFTは単にプロフィールに使うという使い方のみではなく、NFTを持っている人に対しての特典があったり、NFTを持っている人だけが入れるコミュニティがあったりと、会員制コミュニティとしての側面をもちます。
NFT自体がコミュニティの会員証のような位置付けになっているわけです。
例えば世界で最も有名なPFP-NFTの一つであるBAYC(Bored Ape Yacht Club)は総取引量が1300億円以上(2022/9現在)、一枚数億円で取引されることもあるほどかなり高額なNFTとなっています。
それだけBAYCコミュニティに入ることに価値があり、世界中の人々がBAYCコミュニティに対して熱狂しているのです。
↑BAYCのNFT( https://opensea.io/collection/boredapeyachtclub )。スクリーンショットの時点では最低額でも73ETH(2022/9時点で1500万円ほど。)とかなり高額なことがわかります。
NFTのコミュニティと従来のコミュニティの違いとは?
これだけ世界中が熱狂しているNFTのコミュニティ。
では従来のコミュニティとは何が違うのでしょうか。
従来のコミュニティとNFTのコミュニティの大きな違いの一つにメンバーの活動に対してのインセンティブがあると私は考えています。
NFTのコミュニティでは、コミュニティの盛り上がりに貢献してくれた人に対して、NFTの価値向上による経済的なインセンティブや、エアドロップ(NFTを持っている人限定のプレゼントのようなもの)等によるインセンティブを与えることが比較的容易です。
これによりNFTホルダー同士の仲間意識やコミュニティに所属しているという当事者意識が強まり、結果としてコミュニティとしての強度に繋がるのです。
例えば下記画像のMAYC(Mutant Ape Yacht Club)。
BAYCホルダーが無料で獲得できたエアドロップNFTで、このNFT自体も今や総取引量900億円以上(2022/9現在)となっています。
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MAYC( https://opensea.io/collection/mutant-ape-yacht-club )
私の今後の方針
ここまで読んでいただきありがとうございました。NFTについての魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。
世界中で熱狂的なファンが多いNFT。
しかし日本ではまだまだ発展途上の業界で、まだ国内でNFTを持っている人は2万人ほどしかいないとされています。
伸び代だらけなわけです!(2022/9現在)
私は昔から「楽しいと思ったことを人に伝え、一緒に楽しみたい」というパーソナリティを持ち合わせているため、今後もNFTの魅力を伝え続け、まだ2万人しかいない日本のNFT業界の発展に寄与できたらなという思いです。
その中でも薬剤師業界にも何か還元できたらいいなと考え、現在薬剤師業界でのNFTプロジェクトも企画設計中です。
NFTの業界は日々移り変わり、このプロジェクトの方向性もどうなっていくかまだ未知な部分も多いですが、日々情報をキャッチして知識をアップデートしながら楽しく進めていけたらなと考えております。
一緒に何かNFT事業をしたいという方のご連絡を心よりお待ちしています!!