NFTには多くの用語があり、NFT初心者が最初にぶつかる壁でもあります。今回は初心者でも分かりやすいように、NFTに関する用語30個を厳選してご紹介していきます。
この記事を読むと、初心者が押さえておきたいNFT用語を知って、それらのNFT用語の意味について理解ができるようになります。
この記事で分かること
・NFT初心者が押さえておきたい、NFT用語が分かる。
・基本的なNFT用語の意味が分かる。
・NFTを始めるために必要な用語が分かる。
NFT(Non-Fungible Token)
NFT(Non-Fungible Token)(ノン-ファンジブルトークン)とは、他に代わりになるものがない、唯一無二のデジタルデータのことです。つまり、NFTは一点もののデジタルデータであることを指します。これによって、希少性が生まれ、資産価値の高いNFTが存在するのです。
ジェネラティブ(ジェネレーティブ)NFT
コンピューターにあらかじめ組み込まれたアルゴリズムによって、自動でランダムに作られたNFT作品です。事前に用意したパーツや絵をコンピューターが自動で組み合わせて生成されます。日本の人気なジェネラティブNFTには、CryptoNinja Partners(CNP)やGenerativemasksなどがあります。
ブロックチェーン
デジタルトークンの取引履歴を1つの帳簿を使って、みんなで監視できるようにしているシステムです。
これによって
1.みんなが見ているため不正ができない。
2.記録の改ざんが難しい。
3.みんなが共有しているため、停止しない。
といったメリットがあります。
ブロックチェーンには
「パブリックチェーン型」
「プライベートチェーン型」
「コンソーシアム型」の3種類があります。
ビットコイン
代表的な仮想通貨のひとつです。単位はBTC。世界で初めて、ブロックチェーン技術を活用して作られた仮想通貨とされています。ビットコインの機能は決済などに限定されており、用途が限られています。
イーサリアム
ビットコインと並んで、代表的な仮想通貨のひとつです。「イーサ」と呼ばれ、単位はETHです。ブロックチェーン上にアプリケーションを記録・保存もできるため、NFTを取引する多くのマーケットプレイスで、取引通貨として使用されています。
トークン
デジタル上の引換券や代わりの通貨のことで、「デジタルトークン」を単に「トークン」と呼ぶのが一般的です。この中で、代わりの効くトークン(ファンジブルトークン)と代わりの効かないトークン(ノン・ファンジブルトークン)があり、後者をNFTと呼びます。
仮想通貨(暗号資産)
仮想通貨(暗号資産)はインターネット上で取引ができるデジタル通貨になります。独自のブロックチェーン上で流通・発行されている通貨で、代表的な仮想通貨は「ビットコイン」や「イーサリアム」です。
トークンとの違いは以下のようになります。
仮想通貨:独自のブロックチェーン上で流通・発行されているデジタル通貨
トークン:もともとあるイーサリアムのブロックチェーン上で流通・発行されているデジタル通貨
↑イメージ:仮想通貨とトークンの違い
仮想通貨取引所
主に仮想通貨取引所を利用している個人間で、仮想通貨の取引を行う場所です。取引所で仮想通貨を買いたい場合には、自分が買いたい仮想通貨を売ってくれる相手を探して、その人から取引所を通して仮想通貨を買います。
仮想通貨販売所
仮想通貨販売所では、個人と仮想通貨取引所で取引を行います。販売所の場合は、相手がいないため取引ができないといった状況がないこと特徴に挙げられます。一方で、販売所の手数料
は高く設定されています。
Binance(バイナンス)
出典:https://www.binance.com/en/blog
世界最大規模の仮想通貨取引所です。取り扱っている仮想通貨の種類が多く、日本国内で取引できない仮想通貨の取り扱いもあります。
バイナンスの公式ホームページ::https://www.binance.com/en
ウォレット
仮想通貨やNFTを保管するデジタル上のお財布のことです。スマホなどのインターネットに接続された端末に保管しているものを「ホットウォレット」、インターネットに接続されていない端末で保管しているものを「コールドウォレット」といいます。
また、ウォレットを作る際に与えられる「秘密鍵」は絶対に誰にも教えてはいけません!秘密鍵が他の人に知られると、ウォレットの中身をすべて盗られる恐れがあります。
MetaMask(メタマスク)
出典:Wikipedia
イーサリアムやイーサリアム系のトークンを保管、取引するためのwebウォレットです。NFTを購入する際には、このMetaMaskが必要になりますので、MetaMaskの登録から始めることにになります。
Transaction(トランザクション)
商取引や議事録、記録を意味する英単語です。NFTに関連する用語としての意味では、仮想通貨の取引の際に、ブロックチェーン上に記録される取引記録のことです。
マーケットプレイス
NFTなどの取引をする際に、出品したり購入・売却をされたりするインターネット上の市場のことです。特にNFTを取引する場所をNFTマーケットプレイスと呼び、OpenSeaというNFTマーケットプレイスで盛んに取引が行われています。
OpenSea(オープンシー)
世界最大規模のNFTマーケットプレイスです。アートや音楽、ゲーム、インターネット上の土地の売買なども行っているマーケットプレイスになります。
OpenSea公式ホームページ:https://opensea.io/
Mint(ミント)
Mintとは英語の「Minting(鋳造する)」からきています。NFTを作ってブロックチェーン上に公開・発行することです。「ミントする」というふうに使われます。
Gas(ガス代)
ブロックチェーン上に取引記録される際に発生する手数料のことです。ガス代は変動しますので、どのくらいかかるのかを計算したうえで取引する必要があります。
ガス代が発生するタイミングは
「仮想通貨の取引・送金するとき」
「NFTの取引をするとき」
「NFTを発行するとき」
となります。
Royalties(ロイヤリティ)
NFTが転売などによって他の人が購入した際に発生する料金のことです。そこで発生したロイヤリティは作者に分配されます。本の印税などと似ていますが、その作品が転売されたあとも作者にお金が入るようなイメージです。
Giveaway(ギブアウェイ)
NFTを他の人に無料でプレセントすることです。無料でプレゼントすることで、SNS上で自分の認知度を上げることや、多くの人に自分の作品を届けることができるようになります。
Airdrop(エアドロップ)
NFTや仮想通貨が無料配布されるイベントのことです。参加条件はそのNFTや仮想通貨によって異なりますが、Twitterをフォローするなどの比較的に簡単な条件が多いです。無料で仮想通貨やNFTが獲得できるメリットもありますが、場合によっては個人情報を引き出して悪用される可能性もあります。
無料でもらえるとしても、しっかりとエアドロップ元のことは調べておきましょう。
White list(WL:ホワイトリスト)
NFTの先行販売予約リストのことです。NFTには一般販売と先行販売の2種類があり、ホワイトリストをもっていることで、先行販売に参加することができ、人気のNFTを買えやすくなります。ホワイトリストを入手するためには、販売元が指定している条件を満たす必要があります。条件にはTwitter上で「いいね」や「リツイート」、Discord上でコミュニティへの貢献などがあります。
Discord(ディスコード)
https://en.wikipedia.org/wiki/Discord
DiscordはNFT界隈で使われる無料のコミュニケーションツールです。Slackのようにチャンネルをわけることができたり、zoomのようなグループ通話も可能です。NFTをこれから始める際には必須のツールになります。
公式サイト:https://discord.com/
Scam/Scammers(詐欺/詐欺師)
NFTにおいても、悪意を持って詐欺を仕掛けてくる人も一定数います。例えば、ウォレットの中身を盗ろうとしたり、架空のNFTを購入させようとするなどです。
そういった被害にあわないようにするためにも、NFTを楽しむ際には以下の3つのことを気をつけましょう。
・知らない人からのメッセージは開かない、返信しない。
・データ圧縮ファイルを解凍する際にはセキュリティチェックをする。
・ウォレットの「秘密鍵」を誰にも教えない。
Go to the moon(お金持ちになる、大成功する)
NFTや仮想通貨におけるmoonとは価格の急上昇を指します。また、それにともなって一気にお金持ちになったり、大成功することをGo to the moonと表現します。日本では億り人という言葉が流行りましたが、それに近いイメージです。
Whale(価値の高いNFTをたくさん持っている人)
Whaleはクジラを意味しますが、NFTにおいては価値の高いNFTをたくさん持っている人を指します。インフルエンサーのようなポジションで、Whaleが買ったNFTは注目を浴びやすくなる特徴があります。
DYOR(Do Your Own Research)=自分で調べてね
直訳すると「自分で調べてください」という意味です。同時に「不確かな情報に惑わされずに、自分で検索・検証してください」という意味も含まれています。
特に時代の流れが早いNFT界隈では、他人からの情報を鵜呑みにするだけでは危険なこともあります。NFTを始める際には、自分で調べる癖をつける必要があるでしょう。
HODL(Hold On for Dear Life)=ガチホ
購入したNFTや仮想通貨を売らずに一生持ち続けること、通称「ガチホ」です。英語を直訳すると「幸せな人生のために持ち続ける」という意味になります。
NFTや仮想通貨の将来的な値上がりを期待して、持ち続ける際に使われます。
AMA(Ask Me Anything)=ユーザーとのライブ配信・質問コーナー
英語では「なんでも聞いてね」という意味ですが、NFTにおけるAMAはユーザーとの交流やプロジェクトへの理解を目的とした、ライブ配信や質問コーナーを指しています。
基本的に分け隔てなく、フランクに行われることが多いです。プロジェクトの詳細や運営者の雰囲気が分かるなど、参加する前に知りたい情報が得られる貴重な機会なので、積極的に参加しましょう。
PFP(Profile Picture)=SNSのプロフィールに使う画像
TwitterなどのSNSプロフィール写真欄に載せる用のNFTを指します。プロフィール画像にお気に入りのNFTを載せておくことで、自分の独自性を示すことができたり、同じプロジェクトが好きな仲間たちと繋がれるなどのメリットがあります。
まとめ
NFTには非常に多くの用語が存在しています。その中でも特にNFT初心者が押さえておきたい用語を30個に厳選して、できる限り分かりやすいようにご紹介しました。この記事を参考にして、みなさんも楽しいNFTライフを始めましょう!